参加募集


討論テーマと開催日程は以下のようになります.


T1: DX時代のビジネス・社会価値創造に向けた新たなソフトウェア工学: Software Engineering for Business and Society (SE4BS)


主旨・概要
 討論リーダらは Software Engineering for Business and Society(SE4BSと称して,DX時代のより良い未来を社会的・ビジネス的観点でデザインし,顧客価値やビジネス価値に基づいてソフトウェアの開発と運用を進める枠組みとプロセスを構築しつつあります [a] [b] [c]. 本ワークショップでは,SE4BS および周辺技術を体験するオンラインのグループワークを通じて,テクノロジーの急速な進化にあわせて人類の明るい未来を同時並行的に描いていくことを実現する新たなソフトウェア工学のあり方を参加者全員で探ります.以下の流れにより全体概要に加えて,価値に関わる活動やプラクティスについて体験を通じて具体的に探ります.

  1. SE4BSの趣旨説明
  2. 価値デザイン
  3. 価値分析,要求分析,ユーザストーリーほか
  4. 議論,まとめ

[a] DX時代の新たなソフトウェア工学(Software Engineering for Business and Society: SE4BS)に向けた枠組みと価値駆動プロセスの提案, SIGSE 2020年 3月研究集会
[b] セミナー: 社会やビジネスに新たな価値を生み出すソフトウェア工学 (SE4BS)
[c] Value Driven Process Towards Software Engineering for Business and Society (SE4BS), COMPSAC 2020 Fast Abstract

討論リーダー:
 鷲崎 弘宜 (早稲田大学 / 国立情報学研究所 / システム情報 / エクスモーション)
 関 満徳 (グロース・アーキテクチャ&チームス株式会社)
 萩本 順三 (株式会社匠BusinessPlace) ほか

ポジションペーパー: なし


T2: 形式手法


主旨・概要
 形式手法とその関連技術によってソフトウェア・ハードウェア開発の効率化および製品の高信頼化・高品質化を実現するために,産業界・学術界において様々な取り組みが進められている.本セッションでは,産学の連携を通じて情報産業における形式手法の普及および利活用を推進するべく,継続的に議論を行っている.形式手法の産業界への普及は進んでいるが,導入支援のための技術教育の必要性や,実システムへの導入に際してのコストの軽減など,多くの課題が残されているのが現状である.
 本セッションでは,形式手法の導入を成功させるための産学での取り組みとその連携の進め方について情報を共有し,議論を行う.産業界においては自動化技術など導入コスト削減のための事例報告を,学術界においては抽象化の適用やアルゴリズムの高速化などの技術開発に関する報告などを歓迎する.
 本セッションでの議論の対象は上記のトピックには限定しない.これまで継続的に議論を進めてきた,形式的検証や形式仕様記述に関する研究開発に加えて,プログラム解析技術の応用や,プロセス代数理論に基づく解析,SAT・SMT ソルバの応用など,様々な技術開発に関して,先端技術の利活用からまさに現場で利用されているシステムの検証事例までの幅広い提案を募集する.さらに,アプリケーションとして,ソフトウェア・ハードウェアシステムの検証に加えて,組込み・実時間システムへの適用,セキュリティ問題解決への応用,車載システム・医用システム開発への導入など,適用事例の報告や応用の枠組みの提案を募集している.導入支援ツールの開発などシステム構築に関する報告も歓迎する.産業界からは現場での適用事例や運用方法・ノウハウなど具体的な活動に関する報告を,学術界からは最新の技術動向や学生への教育実践報告などを期待する.進行中の研究開発に関する途中経過についての報告も歓迎している.

討論リーダー:
 横川 智教(岡山県立大学)
 早水 公二(株式会社フォーマルテック)

ポジションペーパー: なし


T3: COVID-19時代の産学連携およびソフトウェア開発


主旨・概要
 2020年初頭より,COVID-19がソフトウェア開発ならびに関連する産学連携・教育のあり方に影響を与えていると考えられるが, その問題点や解決方法,経験について産学間で十分に共有されているとは言い難い.本討論テーマでは,COVID-19時代のソフトウェア開発や産学連携, 教育について,産学双方から発表を行う.教育については大学等教育機関だけでなく,企業での研修における取り組み等も歓迎する. 成功・失敗事例の紹介だけでなく,課題の共有も有益であると考えている.

討論リーダー:
 吉田 則裕 (名古屋大学)
 小川 秀人 (日立製作所)

ポジションペーパー: あり (プレゼンテーションのみや議論のみの参加も可)
今回のワークショップでは,IPSJやSIGSEからの論文集の発行はありません.

ポジションペーパーの作成方法

 ポジションペーパーの執筆にあたっては,A4版2ページ以内で作成してください.
 応募の際は,作成したポジションペーパーをPDF形式(フォント埋め込み,サイズA4)での投稿をお願いいたします.

ポジションペーパーの査読

 ご投稿いただいたポジションペーパーは討論リーダによって査読されます.
 討論テーマの趣旨に相応しくない投稿の場合は,不採録となる場合がございます.あらかじめご了承ください.