主旨・概要
ソフトウェアあるいは仕様・設計・モデルなど関連した成果物に対しては様々な評価手法があり,同様に様々な評価観点や評価指標があります.例えば,テスト,レビュー,シミュレーション,静的解析,形式手法などといった評価手法,品質モデル,テスト観点,設計におけるビューといったリファレンス,テストにおけるカバレッジや各種のメトリクスなど定量的な指標も数多くあり,活用されてきました.一方,ソフトウェア開発をとりまく状況も拡大,変化,多様化しています.DX化の進展,IoT技術の進化によるリアルな世界とサイバーな世界の融合などはソフトウェアのあり方を変えています.また開発についてもGitHubや各種クラウドサービスの普及, アジャイルやDevOpsといった開発スタイルの広がり,それに伴いライフサイクルモデルも変わってきています.
本ワークショップでは,こうした状況を踏まえ,これらの評価技術が,どのような人にとっての評価に有効なのか,どういう評価に有効なのかを見直してみたいと考えます.新しい状況の中でどのような技術をどう使うことが有効なのか,既存の評価観点は十分な観点を提供しているのか,あるいはソフトウェアの広がりや多様化の中で新たな観点が必要になっているのか,あるいは現実の評価においてより使いやすい観点や指標が求められているか,様々な側面から点検を行いたいと考えます.本ワークショップではポジションの募集は行いません.その場で自由に話題提供や議論を行いながら,評価のメタ評価を行いたいと考えます.
なお以下の2名のゲストスピーカーの方にソフトウェアに関する動向についての話題を提供していただく予定です.
・「機能安全の動向」
富士電機 高橋弘 様
・「CIF (Common Industry Format for usability-related information)の動向」
理化学研究所 福住伸一 様
皆様のご参加をお待ちしています.
討論リーダー:
細合晋太郎(チェンジビジョン)
岸知二(早稲田大学)
参加区分:プレゼンテーションのみ/議論への参加のみ
|