参加募集


討論中心のテーマ別セッションを設けます.下記の討論テーマの中から参加希望テーマ(1つのみ)をご選択ください.

T1: ソフトウェア工学とダイバーシティおよびインクルージョン
T2: 産学連携によるソフトウェア工学と形式手法の利用推進
T3: データサイエンスとソフトウェア工学
T4: チャット型生成AIとソフトウェア工学
T5: 今時の技術を支えるサービスコンピューティング


論文投稿・参加申込

各テーマの設定している参加区分に従った区分を選択してください.ご自身の選択された区分により,手順が異なります.

ポジションペーパー: ポジションペーパーを,投稿締切日(2023年12月15日(金)2023年12月22日(金) 締切延長)までに投稿ください.
プレゼンテーション資料事前提出: タイトル,発表概要,プレゼンテーションを投稿締切日(2023年12月15日(金)2023年12月22日(金) 締切延長)までに送付ください.
発表概要のみ(プレゼン資料の事前提出無し): タイトルと発表概要を,投稿締切日(2023年12月15日(金)2024年1月12日(金) 締切延長)までに送付ください.
議論への参加のみ: 議論参加のみ申込締切日(2024年1月12日(金))までに申込ください.

詳しくは,投稿/参加方法の手順に従い,投稿・参加申込をして下さい.


T1: ソフトウェア工学とダイバーシティおよびインクルージョン


現代社会では,人々の性別,障がい,年代,立場,宗教,民族,国・地域など,多様な側面における多様性(ダイバーシティ)と包摂性(インクルージョン)がますます重要視されている.この多様性を認識し,受け入れ,促進することは,ソフトウェア工学の研究,実践,教育においても不可欠である.ソフトウェア工学におけるダイバーシティおよびインクルージョンのあり方(Diversity and Inclusion in Software Engineering),ならびに,ソフトウェア工学を通じたデジタル社会におけるダイバーシティやインクルージョンの推進(Diversity and Inclusion by Software Engineering)について議論し,取り組み,成果を共有し発展させ続けることが重要であり,日本の特徴を踏まえた国際的な発信が課題である.2022年に継続発展的な取り組みのためにソフトウェア工学研究会においてダイバーシティWGを設立し,ウィンターワークショップやソフトウェアエンジニアリングシンポジウムにおいて集中討議を積み重ね,外部発信に向けた具体的な成果を上げつつある.このウィンターワークショップ2024において引き続き,異なるバックグラウンドや視点を持つ参加者が集まり,ソフトウェア工学とダイバーシティおよびインクルージョンに関わる話題を広く募り共有するとともに,ワークショップ中に協力して特定テーマに絞ったモブ・ライティングを実施する予定である.

討論リーダー: 宮﨑仁(日本文理大学)

参加区分: ポジションペーパー/発表概要のみ提出(プレゼン資料の事前提出無し): タイトル, 発表概要/議論への参加のみ

開催形態: ハイブリッド


T2: 産学連携によるソフトウェア工学と形式手法の利用推進


ソフトウェア開発の効率化および製品の高信頼化・高品質化を実現するために,産業界と学術界それぞれにおいて多くの取り組みが進められている.情報産業におけるソフトウェア工学ならびに形式手法の利活用については長らく期待が寄せられているが,現実の問題を解決するためには,産学の連携が必要不可欠である. 本セッションでは,産学の連携を通じて情報産業におけるソフトウェア工学および形式手法の普及と利活用を推進することを目的として,産学での取り組みとその連携の進め方について情報を共有し,議論を行う. ソフトウェア工学および形式手法の関連技術について,産業界からの事例報告ならびに学術界からの技術開発報告を歓迎している.産学連携の進め方や課題解決をテーマとしたパネル討論などの企画も併せて予定している.

討論リーダー:小川秀人(日立), 早水公二(フォーマルテック), 横川智教(岡山県立大学), 吉田則裕(立命館大学)

参加区分: 発表概要のみ提出(プレゼン資料の事前提出無し): タイトル, 発表概要/議論への参加のみ

開催形態: ハイブリッド


T3: データサイエンスとソフトウェア工学


近年,産業界・学界を問わず「データサイエンス」が注目を集めている.
もともとは統計分析とデータマイニングを基盤として発展した分野であるが,
最近では機械学習や AI 技術も活用したより高度なものになってきている.
ソフトウェア工学分野でもこれらを活用した研究や取り組みは多く,多岐に渡る.
これに関連して,研究者や技術者が学ぶべき内容も多様化してきており,
適切な教材に対するニーズは高まっている.
本セッションではソフトウェア工学分野におけるデータの分析や活用に関する
基礎技術を学ぶための教材として
 「ソフトウェア工学のためのデータサイエンス 100 本ノック(仮称)」
を構築する共同作業の場を提供したい.

教材の主なテーマとしては,バグ予測,品質評価・改善,見積り,
リポジトリマイニング,その他データサイエンス・AIのソフトウェア
開発・保守への応用などを想定しているがこれらに限定されるものではない.

ワークショップでは教材の提案や共同開発,並びに内容のレビューに協力
いただける方の参加を期待している.
教材に対するニーズの検討や適切な難易度設定という観点から,
初学者(学生の方を含む)の参加も歓迎する.

※参加条件補足
当日は参加者全員で 100 本ノックの作成とその内容レビューを行います.
参加をご希望の方は,どういった課題があるとよいか,について例題ないし
アイデアをご提出ください.ひとまず参加表明のみで,アイデア等については
後日お知らせいただくということでも構いません.(フォーマット不問)

討論リーダー: 阿萬裕久(愛媛大),天嵜聡介(岡山県立大)

参加区分: 議論への参加のみ ※参加条件補足に従ってください

開催形態: オンサイト


T4: チャット型生成AIとソフトウェア工学


ChatGPTをはじめとしたチャット型生成AI,およびその基盤となる大規模言語モデルの技術の活用に向けた盛んな取り組みと議論が行われている.これらの技術により,ソフトウェアシステムの開発・運用において従来は困難であった支援が可能となり,プロセスや組織,スキルなどソフトウェア工学に大きな変化が起きるとも言われている(AI for SE).一方で,非定型な入出力を扱い継続的な対話を行うチャット型生成AIに対する開発,品質保証,運用のあり方やその支援技術に対する要請も強くなっている(SE for AI).いずれにしても変化が非常に速く,激しくなっており,産業界と学術界,あるいは研究と実践に関するソフトウェア工学コミュニティのあり方も問われている.

本討論テーマでは,この潮流を踏まえ,AI for SE および SE for AI 双方の観点から,参加者の意見を集めつつ議論を行う.これにより,系統的な概念整理やガイドライン策定共同サーベイや研究などの継続的な活動につなげることをねらう.

討論リーダー: 石川 冬樹(国立情報学研究所), 西 康晴(電気通信大学), 三浦 真樹(富士通), 徳 隆宏(ダイキン工業)

参加区分: ポジションペーパー/発表概要のみ提出(プレゼン資料の事前提出無し): タイトル, 発表概要/議論への参加のみ

開催形態: ハイブリッド


T5: 今時の技術を支えるサービスコンピューティング


現代の技術革新は、Web3、生成AI、メタバース、デジタルトランスフォーメーション (DX) などの新しい概念によって急速に進化しています。これらの技術は、ビジネスや社会において革新的な変革をもたらす可能性があります。しかし、これらの技術を実現するためには、高度なサービスコンピューティングによる下支えが必要です。本討論テーマではWeb3、生成AI、メタバース、DXの視点から、サービスコンピューティングの重要性や課題、そして今後の展望について探究します。
本討論テーマでは以下に関するトピックを募集しますが、これに限らずサービスコンピューティングに関する幅広いトピックを受け入れます。

- Web3を支えるサービスコンピューティング
- 生成AIを支えるサービスコンピューティング
- メタバースを支えるサービスコンピューティング
- デジタルトランスフォーメーション (DX) を支えるサービスコンピューティング

討論リーダー: 北島 信哉(富士通), 木村 功作(富士通)

参加区分: ポジションペーパー/プレゼンテーション資料事前提出: タイトル,発表概要,プレゼンテーション/発表概要のみ提出(プレゼン資料の事前提出無し): タイトル, 発表概要/議論への参加のみ

開催形態: オンサイト